弓道の初心者が上達するための1か月練習スケジュール

弓道初心者(未経験〜経験1年未満)が「射形を崩さず中てに行く土台」を作ることを目的とした、
1か月(4週間)練習スケジュールです。
部活動・道場通い(週3〜4回・1回90〜120分)を想定しています。
個人練習や自宅での補助練習も組み込んでいます。
全体方針(重要)
中りは追わない(1か月目は「当たらなくて正解」)
足踏み・胴造り・弓構えを最優先
的前より巻藁・ゴム弓・徒手を重視
1射ごとに「なぜそうなったか」を言語化
【第1週】構えと動作の型を覚える週
目標
八節を順番通り言える
足踏み・胴造りが毎回同じになる
道場練習(週3〜4回)
@ 準備(15分)
ストレッチ(肩・背中・股関節)
ゴム弓:10〜15回
→ 会で止める意識(5秒)
A 徒手練習(20分)
八節を声に出しながら動作確認
特に以下を重点
足踏み:60度を意識
胴造り:腰が反らない/丸まらない
B 巻藁(30〜40分)
1回10射以内 × 3セット
的は「見ない」
会で3〜5秒静止
C 振り返り(10分)
今日できたことを1つ言葉にする
自宅(毎日5〜10分)
ゴム弓10回
鏡の前で足踏み確認
【第2週】引き分け〜会を安定させる週
目標
会で力まず止まれる
肩が上がらない
道場練習
@ ゴム弓(10分)
引き分けを「下から大きく」
肩甲骨を寄せる意識
A 巻藁(40分)
会で5秒
→ 静止できたら離れ
「伸び合い」を意識
B 的前(条件付き・10〜20分)
中りは気にしない
的心を見ない(白的を見る意識)
チェックポイント
会で息が止まっていないか
顔が前に出ていないか
【第3週】離れと残心を整える週
目標
無理に離れない
残心で止まれる
道場練習
@ 巻藁(30分)
「勝手を切らない」
離れは自然に
A 的前(30〜40分)
1立4射×3〜4立
的中より矢所のばらつきを見る
B 動画確認(可能なら)
横・後ろから撮影
肩線・肘の高さを確認
よくあるNG
会が短い
押し手が負ける
【第4週】一連の流れを安定させる週
目標
毎射「同じ準備・同じ会」
的前でも崩れない
道場練習
@ 通し練習
足踏み〜残心までを一定リズムで
ルーティン化
A 的前中心
1立ごとにテーマを1つだけ決める
例:
「今日は胴造り」
「今日は会で止まる」
B 振り返り
当たった理由/外れた理由を分ける
感情と動作を切り離す
1か月終了時の到達目安
的中率:2〜4割あれば十分
会で3〜5秒安定
射形が大きく崩れない
上達を早めるコツ(初心者必須)
毎回同じ順番で準備
悩みは1つだけ修正
上手い人の射を「真似る」
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